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2017-08

建築・新築を喜ぶか? 篠山市の教訓・・・ - 2013.07.12 Fri



 昨日の書き込み、、、市民曰く、、、「佐渡市は財政が大変だというが、どうしても、、大変には見えない」、「16億円もの北埠頭開発は、財政が大変なら、やらないはずだ。その一方で年間4000万円程度の図書館費を削減するというのは、やはりおかしい~~」、、、などなど、、、。(ちと、お堅いテーマの財政論~~みたいのに挑戦~~。。まずは、、、プロローグ??)、、、で続編に挑戦〜〜(^^;)。

 自治体財政に関係するテーマで、、、「めんどくさい」と思いますが、、、実は、財政はすべての基にもなりますから、、、実は、重要です。また、むずかしいことを良いことに、、、いつも行政側は市民に、、「財政が****だから、、、****で我慢して下さい。。」などと言いますし、、、やはり〜〜なのである。

 前回、いくつかの事例を上げたが、、、最近では、、、行政が箱モノつくることに対して、市民が否定的な反応を示す傾向があるのかも知れない??・・・・これは、詰まるところ、、、「箱モノつくるのは、いいが、、、市民の願いや暮らしにかかわることは、その犠牲になっているから」や「市民の思いとかけ離れた箱モノである」ということなのではなかろうか〜〜〜。もちろん、潤沢な財政でなんでもかんでもやれるというのなら、、、別だが、、、。

 さて、今回の図書館縮小計画は、、、”佐渡市10年以降財政が減る(交付税減)から、経費削減の行革のため”の対象とされているということである。
 では、なぜ、借金でしかない(合併特例債など)もので、、、16億円もの国際会議場や17億円もの中央図書館建設?、20〜25億円(新聞報道)もの庁舎増設、、、などなどを行うのか???との疑問が出る。

 ・・・合併特例債が単なる借金でしかなく、、、実はこれに目がくらんで、、、大変なことになった、、という事例は、、、平成の市町村合併の先進事例、、と言われた篠山市の事例は、分かりやすい、、、。

 「市長が語る「篠山市再生計画」((2009/11/28)で市長自らがこう語っている。。。「・・・片山(善博)さん、前鳥取県 知事が篠山市に来られまして講演されました。「多くの自治体が考える力を十分もたず、 自立しているとはいえない。合併しなさい、合併特例債が充当できます。特例交付税がみますと言われて、これを使って大変な目にあっている自治体がある」。うちのことですね、
騙した国も悪いが、騙された方も悪い。す でに国の交付税会計は破綻に近いからそんなことがなぜできるか、少し考えればわかるはずだ。自治体の皆さんも国の言うことが本当かどうか自ら考えなさいよ。いつまでも国 をむいて口を開けていてはあきませんよ」と厳しい話をしていただきまして、私たちも反省したところです。・・・


 *篠山市=1999年4月1日に旧多紀郡篠山町・今田町・丹南町・西紀町の4町が合併し篠山市に。平成の大合併の一号で先進事例とされた。佐渡もこの事例が多く紹介されたはずだったのだが・・・。

 もちろん、この合併特例債問題だけが主因で厳しい状況になったのではないが、それも大きな要因の1つである(上記の市長が語る、、、のように)、、、当方的には、ま、上記の引用でいえば、、「多くの自治体が考える力を十分もたず、 自立しているとはいえない。」、、ということが一番要だったのではなかろうかと考えますが、、。

 例えば、、、こういった検証例(兵庫県本部/兵庫地方自治研究センター・篠山市職員労働組合の篠山市合併検証報告書」)

 詳しくは、リンク先で見てほしいが、、、この報告書のまとめでは、、、、

 「篠山市の合併は、歴史的な篠山市(旧多紀郡)の一体性、広域的な課題の必要性、地方分権への対応などから、行政・議会主導で行われた、「自主合併」であった。その後合併した自治体の多くが、主に財政問題を理由に、国・旧自治省、県の強力な指導の下に行われた事実上の「強制合併」とは異なる。
 国・旧自治省は、「平成の合併」推進のために、地方交付税の特例5年→10年、合併特例債というアメを用意した。旧多紀郡の行政・議会は、広域課題の解決のみならず、各町は、合併に対する住民合意を得るためとして、合併事業を計画・実施し、合併特例債をほぼ使い切った。
 しかも、旧自治省は、篠山市の合併を成功させ、「平成の合併」第1号として宣伝するために、“豪華”な施設を建設するよう誘導し、当時の行政・議会は、それに乗ってしまった。
 後発の自治体が、小泉内閣の「三位一体改革」による地方交付税4兆円の削減という厳しい状況の中で、合併特例債の活用に慎重にならざるを得なかったのに対して、篠山市は、合併後5年以内に主要な合併事業をやりきってしまった。その直後に交付税削減が強行された。しかも、各町は、合併直前に「駆け込み事業」を実施したことが、篠山市の借金が膨れ上がる一因ともなった。
 加えて、「新市建設計画」において、将来人口を6万人と想定し、それに基づく財政計画などが立てられた。しかし、合併以降、人口は、予想に反して、合併時の4万7千人から、4万3千人にまで減少している。(ア)交付税の大幅減額、(イ)当初計画にない「合併事業」、合併直前の「駆け込み事業」による予定外の支出増、(ウ)将来人口6万人を想定した「財政計画」の破綻、などの変化に対応し切れなかったことが、今日の財政状況を作り出したといえる。
・・」

 ・・・これは、歴史の教訓なのである、、、、。

 佐渡市は、3.11東日本大震災に関連して、合併特例債の期間が5年間延長したこと、、これに飛びつくというのが、、、今回の図書館新築や庁舎建設、、、なのではなかろうか?(ちなみに、図書館増築とガラス張り(=中身は決まっていなかったが)は、、、10年間の建設計画の中に実は、入っています)

名称未設定-3

 さて、上記の表は、当方がつくったもので6月議会で使用したもので、国の政治と佐渡市10年を重ね合わせたモノです。(あくまでもイメージ図)

 上記の篠山市は2009年4月に合併市として誕生しています。上記の報告書で「後発の自治体が、小泉内閣の「三位一体改革」による地方交付税4兆円の削減という厳しい状況の中で、合併特例債の活用に慎重にならざるを得なかった」と指摘していますが、、、、。

 佐渡市は、小泉改革と同時に発足しましたから、当時の記録をみると、合併特例債に慎重論もみることができます。(実は、これさえ、忘れてしまっている気がするのだが・・)

 また、一方、、篠山市の不幸は、、、1999年合併がスタート、、、で、合併特例措置のあるのは10年間ですから、、2008年まであった訳です。つまり、篠山市は、イメージ図のようにいくら特例期間といっても、全体に財政が縮小されている10年間の中でしかなかった訳で、、、財政は厳しい中での10年間だった、、、このことも大きいのである。

 箱モノやなどの借金は、慎重に考えるのが基本なのである、、、。(つづく・・・)


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